裁判一般
★「裁判の秘密」弁護士山口宏、評論家副島隆彦著(1997年洋泉社)
裁判なんて、なんの役にも立たないのだ、と弁護士が言っている。それをジャーナリストの副島さんがまとめたのだろう。
医療裁判ではなく、裁判全般のどうしようもなさを暴露している。この出版以後、裁判の実務傾向は変化しているが、裁判官の姿勢は同じ状況にあるでしょう。一般教養として、図書館で取りよせて読む価値があると思う。
医療裁判についても章立てして、裁判の本質論を看破しているが、医療訴訟を闘う段の人には、どうでも良い内容です。役に立ちません。
見出しをひろってみよう。「なぜ裁判官は和解をすすめるのか」「やっと判決が出た。だが判決はケツ拭く紙ほどにも役に立たない」「裁判は社会の幻想を維持するためのセレモニーである」「偽証はし放題である」「裁判官とはこんな人種だ」「本人が動かなければ良い結果は得られない」
ご注意して頂きたいのは、僕やこの弁護士が特別なのではなく、こんなことは常識であるということです。多くの皆さんは裁判に接していないから、ご存じないだけなんです。
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世界観に寄せて
★「臨死体験」
★「ジェインのもうふ」