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青い鳥 トップページへ戻る > 1 闘いの前に > 1-2 裁判への誤解と幻想 > 

1-2-1 裁判が3回できるというのは嘘

 みなさん、中学校で「裁判は3回できる」と教えられている人は多い。これは嘘です。一審、二審(控訴審)、三審(上告審)と数えるから、そういう言い方になるだけ。通常の医療訴訟では、地裁−高裁−最高裁となる。この3回は、全て同じ裁判です。ただ1回の裁判です。
 2回目の裁判というのは再審のこと。これはまず認められません。再審要件には証拠の偽造がある。医療裁判ではカルテ偽造が常識であるにもかかわらずです。
 司法の大前提として「裁判所は間違えてはならない」からです。実際にはバンバン間違えています。これは医療事件に限ったことではありません。知られていないだけです。嘘だと思うならムショ入りした人に聞いてみればいい。

 控訴審は「一審の延長戦」で、やりなおしの裁判ではなく「補足」にすぎない。だから、控訴審の結審は早い。控訴審では、一審で主張した内容はもうやらない。一審で呼んだ証人はもう呼ばない。「いやあ。一審では間違えたんだわ」と言っても、あとの祭り。「時期に遅れた攻撃防御」はアウト。
 控訴審での逆転率は低い。だから、逆転判決が出るとニュースになる。それどころか、第一回目の法廷で「棄却します」と言われる「秒速棄却」も珍しくはない。
 そして、最高裁は、ほとんどが内容を審議せず、手続きに間違いがないかチェックするだけ。弁論が開かれることは極めて少ない。差し戻しも滅多にない。

 この1回こっきりの裁判。近年は裁判の迅速化が進められている。早く済ませてすっきりさせたいところだが、多くの原告が時間に追われて敗訴する。進行途中での争点の追加や被告への反論を丁寧に準備している時間などどこにもないのです。
 医療集中部のある(あった)ところでは特に早い。2002年頃からの傾向で東京地裁(一審)の医療訴訟の平均期間は17カ月。2008年の大阪地裁では平均14.8カ月。裁判所は急げ急げで馬車馬に笞入れてます。綿密に準備してから提訴しないと、どうしようもなくなります。つい先頃までは5年、3年と言われたのに、やりすぎなんじゃなかろうか。